アメリカのGarmin社のForerunner245ノリリースが間近であることは以前にも書いたことがあります。こちらに関しては、4月30日に同社から正式に発表されすでに販売が開始されています。
いつもであればアメリカの発売から、数カ月遅れて日本モデルが発売になるパターンですが、今回に関してはアメリカGarmin社の発表から、1週間遅れた5月7日にガーミン・ジャパンからForeAthlete245の発売が、5月16日からとなることが発表されました。前モデルのForeAthlete235J(以下、FA235)とスペックを比較すると以下のようになります。
ForeAthlete 245 | ForeAthlete 235J | |
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価格(税込) | \37,584(Music無) \42,984(Music) |
¥31,297 |
サイズ | 42.3 x 42.3 x 12.2 | 4.5 x 4.5 x 1.17 |
ディスプレイ | 3.04cm (1.2”) | 3.11cm(1.23") |
ディスプレイタイプ | 半透過型メモリーインピクセル(MIP) | 半透過型メモリーインピクセル(MIP) |
重量(g) | 38.5 g | 42g |
バッテリー寿命 | GPS mode:最大22時間 Smart mode: 最大7日間 |
GPS mode:最大11時間 GPS+GLONASS: 最大9 時間 Smart mode: 最大9日間 |
防水等級 | 5ATM | 5ATM |
内蔵メモリ/履歴 | 200 時間 | 200 時間 |
GPS | ● | ● |
GLONASS | ● | ● |
Galileo | ● | – |
加速度計 | ● | ● |
光学式心拍計 | ● | ● |
まずモデル名ですが、グローバルモデルの『Forerunner』に対し日本モデルが『ForeAthlete』となるのはこれまで通りですが、日本モデルについていた「J」の文字がなくなっています。また日本モデルには独自の機能として、引き続きQZSS(みちびき)やオートラップに対応しています。
本体サイズはFA235と比べると少し小さく、軽くなったものの画面解像度が向上しているようです。そして何より特筆すべきはGPSモードでのバッテリ寿命の向上でしょう。FA235ではGPSモードでのバッテリ寿命は11時間でしたが、倍の22時間となっています。これならばウルトラマラソンなんかでも安心して使用できそうです。
機能面では音楽再生機能のある「Music」と音楽再生機能のない2モデルとなるのは事前のリーク情報通りでした。そのほかではランニングフォームの分析機能が強化されています。体の上下動や接地時間、垂直比率などを計測し自分のフォームを数値で把握することができるようになっています。
また注目したのは事故検知機能です。これはもしランニングの最中に事故や病気で倒れてしまうようなことがあった場合、その衝撃を検知しあらかじめ登録している連絡先に位置情報とともにメッセージを送るというものです。私の場合、練習の際には住所と妻の連絡先を記録したQRコードを身に着けて走っていますが、そのような単独ランの多いランナーには安心な機能と言えそうです。
ひとつ残念であったのは同時にForeAthlete 945には搭載されている温度計が、ForeAthlete 245には搭載されなかったことです。ランニング中の温度を知りたい場合は引き続き別売りのTempeを活用する必要があるようです。とは言え、バッテリ寿命の向上だけでも買換えのメリットはあると思います。加えて機能面でも大きく向上したForeAthlete245は大きな魅力のある製品となりました。
秋のシーズンインに向けて買い替えるかどうか、しばらく悩むことになりそうです。