自分がミニマラソンの大会に出場して走るようになってみると、マラソンや駅伝のテレビ中継なんかを見る際にも、その視点が少し変わってきていることを実感します。「キロ3ペース」と言う具体的な数字を聞いても、以前はピンときませんでしたが、現在では「自分の倍以上の速さだ」と感じるようになりました。
そんななか学生駅伝も出雲駅伝、全日本大学駅伝と大きな大会が二つ終了し、来年の正月に行われる箱根駅伝を残すのみとなりました。しかしその結果を見ると、昨年までとは違った様相を呈しています。昨年は学生三大駅伝の三冠を達成した青山学院大学が、今年は無冠なのです。
今シーズンの学生駅伝の結果を見ると以下のような形になっています。
【出雲駅伝】(10月29日)
1位:東海大学
2位:青山学院大学
3位:日本体育大学
4位:順天堂大学
5位:東洋大学
【全日本大学駅伝】(11月5日)
1位:神奈川大学
2位:東海大学
3位:青山学院大学
4位:駒澤大学
5位:東洋大学
いずれの大会でも、青山学院は勝てていません。全日本大学駅伝はテレビで私も観戦していましたが、1区で出遅れ苦しい展開でしたが何とか3位に滑り込んだという感じです。昨年までの勢いをまったく感じる事が出来ない内容です。青山学院大学が全日本大学駅伝を制したのは昨年のみとは言え、今年の内容はあまり良いものではありませんでした。
三大駅伝で残る最後の一つである箱根駅伝でも、三連覇中の青山学院は大きな注目を浴びるでしょうが、大会が始まってみると昨年までのように、独壇場と言うわけにはいかなさそうです。出雲駅伝を制した東海大学やいずれの大会でも上位に食い込んだ東洋大学、全日本大学駅伝を制し箱根駅伝でも優勝経験のある神奈川大学などが注目でしょう。
一方で箱根駅伝は他の駅伝よりも走る距離も長いですし、出場する選手も多くなりますので選手層の厚さも求められます。そうなるとやはり三連覇中で有力選手が集まりやすい青山学院大学も、無視できない存在でしょう。いずれにしても例年以上に混戦となる事は間違いないでしょう。
ただ個人的に残念なのは自分の母校の不振です。出雲駅伝は今年から関東の大学は箱根駅伝のシード権を持つ学校が出場できることになりました。そのため、今年の箱根駅伝でシード権と獲得できなかった母校は出雲駅伝は出場できませんでした。全日本大学駅伝は予選会を通過して出場したものの、下位に沈みました。一方で10月に行われた箱根駅伝の予選会では上位で通過しており、本選での後輩たちの活躍に期待したいところです。