第134回関東10マイル・10キロロードレース -Workout Vol.409-

スタート前

関東10マイル・10kmロードレースに参加しました。

開催は?

第三波とも呼ばれる新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大が続く状況でしたので、本当に大会が開催されるのか気を揉んでいました。前日も千葉県では128人に新規感染者が確認されていましたので、中止になるかもしれないと思っていましたが、当日になっても大会サイトには中止発表はありませんでしたので、予定通り参加することにしました。

今大会

今年で134回大会という事ですが、これは世界で5番目に古い歴史ある大会との事です。参加クラスは10kmと10マイル(約16km)がありますが、私は10マイルの部に参加です。今大会は10kmも10マイルも、制限時間が同じ90分となっています。10kmを90分なら余裕ですが、10マイルを90分とは私には少し厳しい制限時間です。

会場入り

会場となるのは千葉県成田市の宗吾霊堂です。このあたりは良く知った場所という事もあり、バイクで会場入りすることにしました。朝食を食べた後に8時頃に家を出ます。

途中で整備が進む北千葉道路を利用します。北千葉道路は一般道にも関わらず制限速度が70km/hという特殊な道路ですが、道中は強い風に煽られかなり運転には気を使いました。

会場である宗吾霊堂には、9時頃に到着しました。

受付

事前に送付された連絡事項には、健康チェックシートを提出するようにとありましたので、会場に到着して提出場所を探します。しかし事前に送られてきたものには会場内の地図も、提出先の記載もありませんでした。そこで境内をウロウロ歩きながら探す事になりました。結局、本堂の裏に受付が設けられていましたが、少しわかりにくかったです。このあたりは境内を入ったあたりに、受付場所の案内をする張り紙があっても良いかなという気がしました

この大会では荷物預かりがありませんので、荷物はすべてバイクの収納に収めバイクの鍵を持って走る事になりました。

スタート地点には、先導車と書かれたミニパトが止まっていました。先導は白バイとミニパトのようです。ミニパトが先導という大会は初めてかもしれません。

レース内容

コース


会場となる宗吾霊堂の東隣をスタート地点とし、田園地帯を縫うように北へ走ります。8km地点で折り返しもと来た道を戻る単純往復のコースです。スタート後0.5km地点から急な下り坂となり、600メートルで標高差27メートルを下ります。逆に復路では厳しい上りになりますので、最終盤での急坂がポイントになりそうです。

設定ペースは5:20/kmペースで走り、制限時間内のゴールを目指します。

前半(8kmまで)

スタートでは最前列には順天堂大学の選手をはじめとして大学生が陣取りますが、私の方は中盤の位置を確保します。例年よりも参加者数が多いと聞いていましたが、大半は10kmの部への出場のようで、10マイルの方は思ったよりも参加者は多くないようです。

スタートしてすぐに集団がばらけましたので、走りにくいという事は全くありません。設定ペースを意識してペースづくりを心がけます。最初の0.5km地点から1.1km地点の急坂を下ってしばらくすると肌寒さを感じます。この日の最高気温の予報は10℃との事でしたが、体感的にはもっと寒く感じます。強い北風が吹いていますので、体感気温は実際の気温よりも低いようです。

誰か風よけになってくれそうなランナーがいないかと、同じようなペースで走っているランナーを探しますが、うまく見つかりません。すると2km過ぎからは前後のランナーとの差が開いてきます。私の前を行くランナーとの差は100メートルほどあります。一方で私の後ろのランナーとの差は200メートルほどあり、単独走のような状態となります。

4kmを過ぎると強い北風は収まり、今度は少し暑さを感じ始めます。そこでつけていた手袋を外し走りますが、7km地点付近では再び風が強くなり寒さを感じましたので再び手袋を装着します。体感気温が目まぐるしく変わる大会となりました。

前後のランナーとの差は相変わらず開いた状態で、単独走のような状態が続きますので時計を見ながらペース維持を心がけます。ペースの方は概ね予定のペースを維持し、5:20/km前後のペースで推移します

後半(8km以降)

8kmの折り返し地点を過ぎ500メートルほど行ったところに給水所がありました。普段の練習で15km走をするときは無給水で走りますので、この日もよほど発汗しない限り無給水で走る事に決めていました。すると前を走っていたランナーが止まって給水しているのが目に留まります。その脇を通り過ぎると、止まっていたランナーが走りだし私の後ろにつきます。ピッタリと張り付かれてどうやら目標とされてしまったようです。

体感気温の方は相変わらずジェットコースターのように、風の有無によって上がったり下がったりを繰り返します。そのたびに手袋をつけたり外したりと、こちらも慌ただしい感じです。

10kmを過ぎると前方のランナーで落ちてくる人が増えてきます。こちらは5:20/km 前後のペースを維持していますので、彼らのペースが落ちてきているのは明らかです。そんなランナーたちをパスしながら、ゴールまでの距離をカウントダウンしていきます。

13kmを過ぎたあたりで、後ろに張り付いていたランナーが私の前に出ます。彼についていくことも考えましたが、最後に急な上り坂が控えていることを考え自重します。すると徐々に彼との差は広がっていきます。結局、5kmほどの間、目標にされていたようです。

15km地点から最後の急な上り坂となります。周囲のランナーは明らかにここでペースが落ちていますし、なかには歩いている人もいます。私の方はなるべくペースを維持したまま、ペースを落としているランナーをどんどん抜いていきます。給水所からずっと私には張り付いていたランナーも、このセクションで抜き返す事に成功します。しかし私自身も決して楽なわけではなく、息は大きく上がり、周囲には私の大きな呼吸音が響きます。

坂を上り切ると、もうすぐゴールです。すでにラストスパートする余力はありませんが、何とか制限時間内にゴールする事ができました。

ゴール後に記念撮影です。今回はこんなスタイルで走りました。

走行データ

タイム

走行タイムは自己計測で、1時間25分48秒でした。10マイルという距離の大会は初めてですので、この距離の自己ベストという事になるのでしょうか。ペース的には、5:19/km と設定通りのペースとなりました。

ちなみに1位から19位までは、すべて順天堂大学の学生でした。やはり箱根を目指すランナーは早いですね

気象条件

  • 天気:晴れ
  • 気温:6.1℃
  • 風速:3.1m/秒(北北東)

ラップタイム

Distance Lap Time Avg HR Avg Run
Cadence
Avg Stride
Length
Elev Gain Elev Loss Avg Temp
1 km 5:11 139 175 1.11 23 12.0 ℃
2 km 5:21 153 177 1.06 9 9.0 ℃
3 km 5:21 161 179 1.05 6 7 7.0 ℃
4 km 5:17 159 179 1.06 8.0 ℃
5 km 5:12 158 177 1.09 4 3 8.0 ℃
6 km 5:19 156 177 1.06 6 3 8.0 ℃
7 km 5:16 158 178 1.07 3 5 8.0 ℃
8 km 5:25 159 177 1.04 8.0 ℃
9 km 5:20 159 178 1.05 3 4 10.0 ℃
10 km 5:13 159 178 1.07 6 11.0 ℃
11 km 5:20 160 179 1.05 3 11.0 ℃
12 km 5:24 161 179 1.04 3 9.0 ℃
13 km 5:26 158 177 1.04 4 11.0 ℃
14 km 5:21 158 177 1.06 11 6 11.0 ℃
15 km 5:24 158 178 1.04 3 11.0 ℃
16 km 5:16 168 180 1.06 31 12.0 ℃
16.15 km 0:43 169 179 1.20 12.0 ℃
Summary 1:25:48 158 178 1.06 70 70 9.6 ℃

急坂のラスト1kmはペースが落ちるのを覚悟していましたが、ペースが落ちる事はありませんでした。普段起伏の多い鎌ヶ谷で練習している成果でしょうか。「谷」という漢字が地名につくくらいですから、結構アップダウンは多いのです。

ゴール後

帰宅

ゴールした後は記録証を受け取り、バイクを止めた場所まで戻ります。更衣室は用意されているのですが、密になりそうなので屋外で着替えます。着替えが済んだ後は、再び北千葉道路を使って帰宅する事になりました。

参加賞

健康チェックシートを提出した際に、参加賞を貰っていました。自宅に戻りなかを開けると、こんなTシャツが入っていました。

シンプルで使い勝手の良さそうなTシャツです。

所感

千葉県内でも新型コロナウィルス(COVID-19)の感染が広がるなか、大会が開催されたことは大変感謝です。私自身もロードレースは今年2月の守谷ハーフマラソン以来の出場となりました。距離は16kmと少し短いですが、それでも久しぶりのレースらしいレースを楽しむことができました。

次にいつロードレースに参加できるかわかりませんが、早く各地でマラソン大会が開催されるようになってほしいものです。

2 responses on 第134回関東10マイル・10キロロードレース -Workout Vol.409-

  1. フネ より:

    こんにちは。ご無沙汰しています。
    ま~くさん。ぶっちぎりの速さですね!凄いです!
    私は、大会も無いのでユルユルでずーっと走っていたら、
    6分ペースさえきつく感じるようになりました。
    やはり、ま~くさんのように、いつもスピードを意識して走らなければ心肺機能も落ちて行ってしまうのですね。
    おやま思川桜マラソンが楽しみですね。
    確か、ま~くさんが過去に走られた渡良瀬川がコースでしたっけ?
    楽しみにしています。

    1. ま~く より:

      フネさん

      ありがとうございます。
      この大会のレベルが高いのはわかっていましたので、エントリーした時から逆算して、コンディション作りをしていきました。制限時間内にゴールするには、5:30/km以上のペースで走らなければいけませんので、練習で走るペースを徐々に上げていきました。
      幸いにして故障もなく練習ができましたので、うまく本番に臨めました。

      おやま思川ざくらマラソンは、今月下旬に実施可否を判断する予定になっています。ただ昨今の新型コロナウィルス(COVID-19)の感染状況を見ると厳しいかなという気もしています


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